染付蛸唐草 丸壷 真右エ門窯 初代真右衛門 作 [146128]
販売価格: 330,000円(税込)
【展示店舗】東京・恵比寿店
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有田焼を代表する窯元、真右エ門窯の先代・初代 真右衛門(故 馬場真一郎)の作品。緻密な蛸唐草模様を丹念に描いた作品です。
現在の真右エ門窯は釉薬を巧みに操る技法である「耀変」(ようへん)の第一人者となっています。ところがこの作品は耀変ではなく「染付」で描かれた作品。というのもこの大壷は真右エ門窯を開窯した初代 真右衛門(故 馬場真一郎)が自身のキャリアの中で製作した作品だからです。染付と呼ばれる有田焼のベーシックな絵付け技法で自身の技量を表現した様子が浮かんできます。現在の真右エ門窯では染付作品はほとんど作られませんので、今となっては現存している希少性の高い作品と言えます。
描かれている「蛸唐草」(たこからくさ)とは、日本の伝統的な陶磁器の模様の一つです。この模様にはいくつかの特徴があります。タコの足のように見える螺旋状の線が陶磁器の表面全体に描かれます。この螺旋模様が連続して配置されることで、独特のリズミカルなデザインが生まれます。古くから使われている模様でありながら、現代のデザインにも取り入れられることも多い蛸唐草。伝統的な美しさを持ちながらも、現代的な感性に合ったデザインといえます。蛸唐草模様は、その繊細で美しいデザインが日本だけでなく、海外でも高く評価されています。伝統的な手法を守りつつ、新しい表現を追求することで、時代を超えて愛され続けています。
製作技法の視点で見てみると、この作品は古代呉須染付という技法で描かれています。染付は釉薬を施す前の「素焼き」の状態に描く絵付けのこと。素焼きへ描く染付は吸水性のある本体に書き込んでいくため修正を加えることができません。つまり一発勝負の筆入れで仕上げられています。根気と集中力と構成力。すべてを兼ね備えて完成させた大作です。
【作者プロフィール】
初代 真右衛門 馬場真一郎(故人)
日展会友 / 現代工芸美術家協会本会員 / 佐賀県陶芸協会々員 / 有田陶芸協会々員
1924年 佐賀県有田町 生まれ
1972年 有田町内に真右エ門窯を開窯
1979年 県展「亀甲青磁鉢」 入選
1981年 日展「油滴天目大鉢」入選、以後21回入選
1989年 美術展審査委員を委嘱される
2000年 ロンドン大英博物館(佐賀県陶磁器展)へ「彩雲・99」「彩・99」を出品
2004年 ドイツ有田陶芸展へ「彩景」「彩紋」を出品
【主な受賞歴】
1983年 美協展「辰砂花器」 一席美協賞受賞
1986年 現代工芸九州展 大賞・現代工芸会長賞受賞
1996年 現代工芸展「曙の渚」 現代工芸賞受賞
2000年 現代工芸展「連作・彩」 現代工芸本会員賞受賞
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