染付山水 瓢形 小花瓶 真右エ門窯 初代真右衛門 作 [146165]
販売価格: 220,000円(税込)
【展示店舗】東京・恵比寿店
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有田焼を代表する窯元、真右エ門窯の先代・初代 真右衛門(故 馬場真一郎)の作品。吉祥の縁起物「瓢形」の花瓶に、山水画を描いた作品です。
現在の真右エ門窯は釉薬を巧みに操る技法である「耀変」(ようへん)の第一人者となっています。ところがこの作品は耀変ではなく「染付」で描かれた作品。というのもこの花瓶は真右エ門窯を開窯した初代 真右衛門(故 馬場真一郎)が自身のキャリアの中で製作した作品だからです。染付と呼ばれる有田焼のベーシックな絵付け技法で自身の技量を表現した様子が浮かんできます。現在の真右エ門窯では染付作品はほとんど作られませんので、今となっては現存している希少性の高い作品と言えます。
まずユニークな形状をしていますが、これは瓢箪(ひょうたん)を模した「瓢形」とよばれる形状です。瓢箪は古来より「豊かさと繁栄」「調和と安定」の象徴とされており吉祥形状の代表的存在。「豊かさと繁栄」の理由として、瓢箪の丸い形状は、豊かさや繁栄を象徴しています。広がった下部は"物がたくさん入る"ことを意味し、財産や幸福が増えることを表します。また「調和と安定」の理由は、瓢箪の形は上下のバランスが取れていることから、その象徴とされてきました。家庭や人間関係の調和を願う縁起物として好まれています。
描かれている「山水(さんすい)」とは、山、川、湖、樹木、岩などの自然の風景を主題とし、人間の存在はあまり強調されません。人間や建物が描かれる場合も、自然の広大さの中に小さく描かれます。山水画は、中国の道教や儒教、そして禅仏教の影響を強く受けています。これらの思想は、自然を尊重し、自然との調和を求める姿勢を持ちます。山水画はそうした哲学的・宗教的な背景を反映し、自然を通じて人間の精神的な追求を表現しています。本作のような陶磁器以外でも掛け軸などの水墨画などでよく描かれる題材であり、伝統美術の世界では王道ともいえます。
製作技法の視点で見てみると、この作品は染付という技法で描かれています。染付は釉薬を施す前の「素焼き」の状態に描く絵付けのこと。この染付技法ならではの筆の伸び、タッチなどでより繊細な山水画の世界が表現されています。また、素焼きへ描く染付は吸水性のある本体に書き込んでいくため修正を加えることができません。つまり一発勝負の筆入れで仕上げられています。根気と集中力と構成力。すべてを兼ね備えて完成させた作品です。
【作者プロフィール】
初代 真右衛門 馬場真一郎(故人)
日展会友 / 現代工芸美術家協会本会員 / 佐賀県陶芸協会々員 / 有田陶芸協会々員
1924年 佐賀県有田町 生まれ
1972年 有田町内に真右エ門窯を開窯
1979年 県展「亀甲青磁鉢」 入選
1981年 日展「油滴天目大鉢」入選、以後21回入選
1989年 美術展審査委員を委嘱される
2000年 ロンドン大英博物館(佐賀県陶磁器展)へ「彩雲・99」「彩・99」を出品
2004年 ドイツ有田陶芸展へ「彩景」「彩紋」を出品
【主な受賞歴】
1983年 美協展「辰砂花器」 一席美協賞受賞
1986年 現代工芸九州展 大賞・現代工芸会長賞受賞
1996年 現代工芸展「曙の渚」 現代工芸賞受賞
2000年 現代工芸展「連作・彩」 現代工芸本会員賞受賞
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